どれも面白くて笑える!ハイレベルなギャグ漫画短編集

この記事は私がまとめました

syuzokuさん

▼シュールな笑いが満載!

作者:吉田戦車

「タイヤ①~⑯」「ヤクザでゴー」「ヤクザでゴー外伝/はたらくひとたち」「肩守り」「ちょうちょをとる」「春ゴムのうなぎ煮」「オフィスユー子」「カレー」「川辺の家族」「小春日和」「ミクロ光線」「簡単な嫁のなり方」「木人の店」「ぶどう」「コーヒー牛乳の7つの作り方」「かえる年代記」「犬の方法」が収録。

代表作『伝染るんです。』『ぷりぷり県』

当時いろいろな雑誌に発表した短編をまとめたものと思われるが、相変わらずの一筋縄ではいかない吉田戦車ワールド

ちょうちょをとる、という話が一番好き。全く架空の空想行事「蝶犬」を漫画にして展開する様はさすがです

不条理なだけでつまらない、ギャグ漫画が多い中、この「タイヤ」を読むと、吉田戦車が、数少ない正当なギャグ漫画家であることが分かる

▼シュールギャグが魅力的!

作者:うすた京介

「ザ★手ぬきくん対物酢御くんパァト1」「ザ★警察」「ザ★はげしいはんこう」「もうちょっと右だったらストライク!!」「それゆけ! 未確認飛行物体男」「やれいけ未確認飛行物体男性」「男一匹セニョリータ」「ビィフィータ」「忍者部隊ゲンバリング・ボイ」「エト」が収録。

代表作『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『ピューと吹く!ジャガー』

「男一匹セニョリータ」はほんとにすごく、マサルの直前に書いたとのことだがうすたの最高傑作と言って良い出来である(マサルも含めて)

▼ツッコミとギャグのレベルが高い!

作者:大亜門

「もて塾へ行こう!!」「もて塾恋愛相談」「怪傑h」「スピンちゃん試作型」「超便利ロボスピンちゃん」「超便利マシーンスピンちゃん」「伝説のヒロイヤルシティー」「一九ポンチ咄」が収録。

代表作『無敵鉄姫スピンちゃん』『太臓もて王サーガ』『わたしはキャワワワ!!』

当時のことを思って懐かしくなる感じもあるし、スピンちゃんの読切では家庭教師のときの英文で再び笑ったり、実に切れのあるギャグを発揮している

正直、確かにやってることは変わりないのですし、「太臓」に比べると荒削りな部分も見受けられますが、それを補うだけの勢いと突っ込みのハイクオリティさも当時から光るものが見受けられました

▼奇才が描くナンセンスギャグ漫画

作者:諸星大二郎

「ど次元世界物語」「逆立猿人」「怪談 竜の足跡」「怒々山博士 聖書を掘る」「陽はまた昇る」「蒼ざめた機械」「猫六先生執筆録」「総務課の猫」「ネット妖怪天国ニッポン」「硬貨を入れてからボタンを押して下さい「無題」を収録。

代表作『妖怪ハンター』『西遊妖猿伝』『栞と紙魚子』

あとがきで先生は「本来なら人目に触れさせるべきものではない」「お目汚し」と謙遜されていますが、実はこの未完の習作『無題』がかなり面白いです。鬼才の鬼才たるゆえんを感じさせるシュールな怪作といえましょう

「ど次元」の怒々山博士のシリーズを中心に、訳のわからない話を集めてあります。あまりにもバカSFな「陽はまた昇る」が秀逸

▼しっかりとしたストーリーのギャグ漫画

作者:麻生周一

「超能力者 斉木楠雄のΨ難」「三上少年探偵ファイル」「ぼくのわたしの勇者学」「解説フルパワー高校野球!!
〜今年のポメ高は一味違う!?〜」が収録。

代表作『斉木楠雄のΨ難』

安定感があるし、ギャグ漫画の割にストーリーがしっかりしてるから読みやすい

▼ギャグのレベルが高く、ストーリーがよく考えられている!

作者:大石浩二

「中2神アッテーナ」「天才編集者周平 ミニキャッパー周平~周平編集記~」「最強番長アヤメちゃん」「氷上布武」「いぬまるだしっ番外編」「未来への跳躍~長浜洋次郎物語~」が収録。

代表作『いぬまるだしっ』

どの話も最高に面白かったし、ストーリーがものすごくよく考えられているなぁと思った。なによりギャグが冴え渡っている。と思いきや泣かされる話もあり、大石氏の才能のすごさが伺える

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