『アンナチュラル』野木亜紀子が再び社会派作品に挑む『フェイクニュース』

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aku1215さん

◆『逃げ恥』が一大ブームとなった脚本家・野木亜紀子

『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)

原作:海野つなみ
脚本:野木亜紀子
出演:新垣結衣、星野源、大谷亮平、藤井隆、真野恵里菜、成田凌、古田新太、石田ゆり子

2016年秋に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)で主演した新垣結衣(30)と脚本の野木亜紀子氏。

同ドラマは、職なし彼氏なしの主人公・森山みくり(新垣結衣)と、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)が、”契約結婚”という夫=雇用主、妻=従業員となる結婚生活を繰り広げるラブコメディ。

エンディングで主題歌「恋」に合わせてキャスト陣が踊る”恋ダンス”は放送開始直後から話題となり、完コピ動画がネット上で多数投稿されるなど一大ブームとなった。

◆「原作モノ」を手掛ける脚本家として定評があった

野木亜紀子氏

・東京ドラマアウォード2016脚本賞受賞(『重版出来!』)
・コンフィデンスアワード・ドラマ賞年間大賞2016脚本賞受賞(『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』

なにかと原作ファンからの批判や心配がつきものの漫画・小説の実写化において原作のエピソードを丁寧に抽出し、ドラマや映画ならではの世界観として表現することで定評を得ている。

映画の『俺物語!!』と『アイアムアヒーロー』、テレビドラマの『重版出来!』(TBS系)と『逃げ恥』は、原作モノの教科書とでも言うくらい見事な解釈となっている。

◆その野木はオリジナル脚本『アンナチュラル』でも高評価

『アンナチュラル』(2018)

脚本:野木亜紀子
出演:石原さとみ、井浦新、窪田正孝、市川実日子、薬師丸ひろ子、松重豊、竜星涼、大倉孝二。

ドラマ『アンナチュラル』は、死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所」を舞台に、石原さとみ演じる法医解剖医の活躍を描く法医学ミステリー。

2016年、『重版出来!』、『逃げるは恥だが役に立つ』という2本の漫画ドラマ化作品で、一躍人気脚本家の座に躍り出た野木亜紀子が、満を持して手掛けるオリジナル作品。

『週刊ザテレビジョン』5月2日発売号は第96回ドラマアカデミー賞を発表!第96回は、「アンナチュラル」が最優秀作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞、監督賞、ドラマソング賞の6冠。

◆タイムリーな話も取り入れた社会派作品だった

『アンナチュラル』は現実を「予言」する? 集団自殺に仮想通貨、女性嫌悪、ブラック労働…ただの「医療もの」に留まらない社会への鋭い問題提起。弱者の声をすくいあげる野木亜紀子の脚本が共感を呼ぶ。
cinra.net/column/201802-…
#アンナチュラル pic.twitter.com/v66Ie9Sp1D

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第2話のSNSを使った自殺志願者に起きた悲しい事件が、実際に現実でも類似事件が起こっていた。

「座間9遺体事件」

◆そんな野木が再び社会派作品に挑む『フェイクニュース』

【記者役】北川景子、NHKドラマ『フェイクニュース』主演
news.livedoor.com/article/detail…

脚本は『逃げ恥』『アンナチュラル』を手がけた野木亜紀子氏。北川は「真実をあぶり出すことをテーマに熱く演じたい」と語った。 pic.twitter.com/bywXJPKb5m

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本作は、世界中で話題のフェイクニュースを切り口に、「真実と嘘」「分断」「人は何を信じるのか」という普遍的なテーマを描いた野木オリジナルの社会派エンターテインメント。

共演に、光石研、永山絢斗、矢本悠馬、新井浩文、岩松了、杉本哲太ら。

◆北川はフェイクニュースに巻き込まれる女性記者を演じる

北川が演じるのは、大手新聞社からネットメディアに出向してきた女性記者・東雲樹。東雲は、編集長の宇佐美寛治(新井浩文)からインスタント食品への青虫混入事件について取材するよう命じられ、SNSに青虫混入の投稿をした男(光石研)に会うことになる。

嘘か真か、その投稿がきっかけとなり、フェイクニュースが飛び交う。誰が何の目的でフェイクニュースを作っているのか。人々はどんどん感情的になり、事態は思わぬ方向へと拡大していく。それは企業間の争いにまで発展し、やがてその矛先は樹自身にまで及ぶ。

嘘が溢れ、誰もが何を信じていいか分からない時代にどう立ち向かっていくのか、規範を失ってしまった現代社会に警鐘を鳴らす。

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