●自転車「ながらスマホ」死亡事故で女子大生に有罪判決
横浜地裁川崎支部(江見健一裁判長)は27日、禁錮2年、執行猶予4年(求刑・禁錮2年)の判決を言い渡した。
●死亡事故に至った経緯
自転車を走らせながら左手でスマホを操作した後、スマホをズボンのポケットにしまうことに気を取られ、
速度約9.3km/hで、歩行者の女性(当時77歳)をはねて死亡させた。
左耳にイヤホンをつけて音楽を聴いていたという。
●検察と弁護側双方の主張
裁判で検察が、「近年、『ながらスマホ』の危険性が叫ばれる中で、安全運転への意識が欠如していた」などとして禁錮2年を求刑したのに対し、
弁護側は事故のあと大学を退学し賠償の意向を示しているなどとして、執行猶予のついた判決を求めていました。
●横浜地裁川崎支部は「運転態度は自己本位なもので、被告人の過失は重大」と指摘
元大学生は黒いスーツ姿で入廷。江見健一裁判長と向かい合うように中央の席に座り、
「禁錮二年に処する。四年間、刑の執行を猶予する」と告げられた。
27日の判決で、横浜地裁川崎支部は、「運転態度は自己本位なもので、被告人の過失は重大だ。自らの運転態度に対する内省は深まっていない」と指摘
・一方で「生命危害の危険性が特に高い運転態様とまではいえない」などとした
一方で、「生命危害の危険性が特に高い運転態様とまではいえない」などとして、森野被告に禁錮2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。
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