・乳がんのため亡くなった漫画家のさくらももこさん
漫画家のさくらももこさんが、8月15日20時29分に乳がんのため亡くなったことが「さくらプロダクション」オフィシャル・サイトにて発表された。享年53歳
極秘でがんとの闘病を続けていたが、病状を知っていたのは親族や極めて親しい仲間や関係者のみ。通夜や葬儀は密葬。関係各所への連絡が終わったうえでの発表となった
さくらさんの創作力は漫画の領域にとどまらず、作詞、エッセイなどさまざまなジャンルで多才さを発揮した
・さくらさんの代表作となっていたのが『ちびまる子ちゃん』
『ちびまる子ちゃん』の原作者として知られる漫画家・さくらももこさん
静岡県清水市(現静岡市清水区)出身。1984年、短大時代に漫画家としてデビュー。86年から月刊漫画誌「りぼん」で、自身の少女時代をモデルにした「ちびまる子ちゃん」の連載をスタート。90年からはアニメも始まり、漫画は累計3200万部以上を記録する国民的ベストセラーとなった
日常の中にある子供の瑞々しい感覚を、絶妙なタッチで描き出した国民的漫画『ちびまる子ちゃん』。テレビアニメとしては28年間も放送が続いている。主人公・まる子のモデルはさくらさん自身だという。怠け者で、お調子者だが、子供らしい鋭い感受性を持った女の子だった
『ちびまる子ちゃん』は、1986年より連載がスタートし、90年にアニメ化され、日曜の夕方の顔として老若男女問わず愛され続けた
・その『ちびまる子ちゃん』のアニメで、さくらさんを追悼する内容が放送され、感動の声が広がっている
フジテレビは9月2日、アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜・後6時)で、8月15日に亡くなった原作者・さくらももこさんを追悼した
さくらももこさんの死去を受け、9月2日のフジテレビ系「ちびまる子ちゃん」は内容を差し替え、追悼放送された
▼放送内容を変更し1話のリメイクを放映
今日の「ちびまる子ちゃん」は・・・
『まる子、きょうだいげんかをする』
『まる子、つづらの中身が知りたい』
の2本だよ。
1990年1月7日に放送した、アニメ第1話のリメイク作品なんだって!
放送は夕方6時から!お楽しみにね♪ pic.twitter.com/PTfpZ8wB5z
「まる子、きょうだいげんかをする」は、1990年1月7日に放送されたアニメ第1話のリメイク作品で、原作25周年(当時)を記念して放送されたもの
「きょうだいげんかをする」は、一冊のノートをめぐってまる子とお姉ちゃんの姉妹げんかを描く。まる子はじゃんけんに負け泣く泣くノートを諦めるも、お姉ちゃんにちょっかいを出したり、ノートに落書きをしてしまったり。まる子の愛すべきキャラクターやお姉ちゃんとの丁々発止のやりとりなど、作品の魅力が凝縮されたストーリーが展開する
ちびまる子ちゃん公式ツイッターは2日正午に更新。放送内容に触れてから「お楽しみにね」と告知すると、ファンから「絶対に見ます!」「録画して永久保存する」「寂しい。泣きそうです」「涙で映像が霞んじゃいそう…」という声が寄せられた
@tweet_maruko 放送ありがとうございました!!1話を見れたのがすごく嬉しくて感動しました!!!これからもずーっと見続けます!!
@tweet_maruko さくら先生
天国から観てらっしゃいましたか?
やはり最高でした!
笑いました!!
だけどやっぱり最後には泣きました…
これからもずっとまるちゃん観ます。
本当は先生の新作やエッセイも読みたかったけど…
これからも私はまるちゃん大好きです。
@tweet_maruko 車の中で観ました
オープニングの曲が流れたら
じ〜んと涙が溢れてきました…
第1話のリメイク、最初のノートの取り合い思い出しました
#ちびまる子
「ちびまる子ちゃん」の原作者であり、幅広い執筆活動の他、多方面でご活躍されました、さくらももこさんが2018年8月15日ご逝去されました。
生前のご貢献に深く感謝申し上げるとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
2018年8月27日
日本アニメーション株式会社
本編終了後、まる子ら“さくら一家”とおなじみのキャラクターが描かれたイラストとともにアニメスタッフ一同の追悼コメントが流れた
番組では、エンディングテーマ終了後、テロップ表示とナレーションで「『ちびまる子ちゃん』の原作者、さくらももこ先生がお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申し上げます。アニメ『ちびまる子ちゃん』は今後も続けてまいりますので、これからもよろしくおねがいします」と呼びかけた
番組の最後にはスタッフ一同の「ちびまる子ちゃんの原作者 さくらももこ先生がお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申し上げます。アニメ『ちびまる子ちゃん』は今後も続けて参りますので これからもよろしくお願いします。さくらももこ先生 ありがとうございました」という追悼コメントも流された
その後、作品キャラクターが勢ぞろいしたカットとともに「さくらももこ先生、ありがとうございました」と感謝を伝えた