秋の行楽に異変…台風による「塩害」が深刻だった

この記事は私がまとめました

信頼性の高い報道と皆さんのツイートを基に作成しました。

manuronaldさん

■列島各地に大きな被害をもたらした「台風」

9月には台風21号と24号が「非常に強い」勢力のまま上陸し、記録的な暴風雨によって日本列島に大きな被害をもたらした。

■いま、台風による「塩害」が大きな問題となっている

海水が強風によって巻き上げられ、塩分を含んだ潮風が陸地に吹き付けることで様々な弊害が起こる現象。

また、台風通過後に晴天が続いたことで、陸地に吹き付けた塩分が流されず、塩害が一気に進行してしまった。

■台風が残した爪痕が深刻すぎる…

・電線や送電設備のショート

塩水は雨水よりも電気を通しやすいため、絶縁している部分に塩水が付着すると、導電して漏電状態となってしまいショートする。

沿岸部を中心に、全国各地で停電や鉄道トラブルが相次いだ。

・野菜

表面に塩分がつくと葉や枝を枯らし、塩分の入った雨水が土に浸透すると塩分濃度が上がって植物が水分を吸収しにくくなる。

昔は雑草を枯らすのに塩を用いることがあったぐらい、塩分は植物にとっては大敵。

太平洋側の野菜産地では、キャベツやダイコンなどの露地野菜が枯れる被害が相次いでおり、価格の高騰は避けられそうにない。

・秋の行楽にも大打撃

コスモスまつりを開催中の久里浜花の国。本来ならば一面コスモス畑なのだが、先の台風2連ちゃんによる塩害でご覧の有様 pic.twitter.com/jEAe2jjYCT

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横須賀市神明町の「くりはま花の国」では、約1.8ヘクタールに植えられたコスモス約100万本がほぼ全滅した。

・桜は季節外れの開花

桜の花芽は通常、7月~8月に形成されるが、葉が残っている間は植物ホルモン「アブシシン酸」が成長を抑制するため開花しない。

ところが、今年は9月に上陸した台風21号、24号の強風や塩害で葉が落ちてしまい、ホルモンが正常に作用せず。

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