医師の3人に1人が基準を満たす?…『燃え尽き症候群』がやばすぎる

この記事は私がまとめました

◆燃え尽き症候群

何かを精力的に一生懸命頑張っていた人が、ある日「燃え尽きる」ようにやる気がなくなり、動けなくなってしまう。このような状態を「燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)」と呼びます。

米国の心理学者ハーバート・フロイデンバーガーが1970年代に命名し、提唱した。

▼患ってしまうと仕事を辞めてしまう人が多い

活動的だった人が突然やる気を失ってしまう燃え尽き症候群。燃え尽き症候群は、仕事を辞める原因の多くを占めると言われています。

具体的な症状としては仕事への意欲を失い仕事に行きたくなくなる。成果を上げるという意欲もなくなり作業効率も低下する。

▼海外の実験では驚きの結果が

多くの医師が燃え尽き症候群と密かに戦っている可能性が高いことが、米クリーブランド・クリニックの臨床心理士であるAmy Windover氏らによる研究で示唆された。

同クリニックの運営母体であるクリーブランド・クリニック・ヘルスシステムに勤務する1,000人超の医師を対象に調査から、3人に1人が燃え尽き症候群の基準を満たしていることが分かったという。

また、燃え尽き状態をもたらす要素の一つである情緒的消耗感が認められる医師は高い患者満足度を得ていたが、最終的に退職する可能性が高いことが明らかになった。

▼研究をした博士は『3つの症状』を燃え尽き症候群と定義した

燃え尽き症候群について、初めて学術論文で取り上げ実証研究をしたFreudenberger博士によれば、以下の3つの症状を燃え尽き症候群と定義するようです。

●脱人格化

感情的なエネルギーが消耗するにつれ、相手とのやり取りにおいてパターン化された事務的、紋切り型の対応になってしまうことがあります。

今までは人情に厚くとても親身になってくれていた人が急に人格が変わったように怒りやすくなったり冷たくなったり、攻撃的な態度をとるようになった時はもしかしたら、脱人格化が始まっているかもしれません。

●情緒の枯渇

情緒の枯渇とは、心のエネルギーが枯れてしまった状態のことです。「自分には向いていない。」、「頑張っても成果が出ない。」といった思いを抱きながらも無理をして仕事や勉強、スポーツに打ち込んだ結果、ある日突然、心がエネルギー切れを起こして機能しなくなるのです。

精神的な疲労感を感じ、心が精神的にからっぽになってしまっている状態をさします。こうした状態に陥ってしまうと、・集中できない・睡眠障害・免疫力の低下といった問題が発生します。

●達成感の低下

達成感が得られないことで、さらにやる気や意欲は失われ、それが自信の喪失にも繋がります。いつしか思考はマイナス思考になり、作業効率は低下し疲弊感を感じやすくなり空回りするという悪循環に陥っていきます。

▼また、『頑張りすぎ』が悪影響になる

日本においては、スポーツの代表選手や部活を終えた高校3年生が「燃え尽き症候群」になりやすいといわれます。

1
2

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする